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社員のおすすめする本 アーカイブ

2001年01月05日

[社員のおすすめする本] パリ~ボルドー

パリ~ボルドー
1895-最初の本格的自動車レース


著者 高斎 正
発行 インターメディア出版


特に“スピード”や“メカ”に強いわけでもなく、
せいぜい週末にマイカーを転がす程度の俄かドライバーだが、
何となく「自動車」の世界(歴史も含めて)に入っていけるところに本書の魅力がある。
1895年6月11日、パリの凱旋門のあるエトワール広場からベルサイユへ走行した、
動力源が「蒸気エンジン、ガソリン・エンジン、それに電気モーター」の各々22台の
自動車が、同日午後0時2分、一番手の「プジョー」から順次2分おきに、
パリ~ボルドー往復約1200キロのノン・ストップレースへと旅立つ。

レース中の平均速度が時速20キロでマックスと考えられていた時代の話である。
「プジョー」「ダイムラー」「ベンツ」「ミシュラン」「ギネス」・・・
どこかで聞いたような名まえが著者の脱線話も交えて折々紹介されるのも一興である。


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この本に興味を持った方は、
以下のリンクより、amazonさんのホームページをご覧ください。


単行本

2001年01月10日

[社員のおすすめする本] 人間の記録

人間の記録


著者 日本図書センター
発行 日本図書センター


若い人から大人まで、世代を超えて深い感動と
共感を呼んでいる話題の自伝シリーズ。
明治から現代に至るまで、政治家・実業家・芸術家・スポーツ選手・
社会運動家・学者と幅広いジャンルの人物を収録しています。


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担当M・Y


この本にご興味を持たれたら、
日本図書センターさんの紹介ページをご覧になってみて下さい。


シリーズ

2001年01月21日

[社員のおすすめする本] 誰も知らない名言集

誰も知らない名言集


著者 リリー・フランキー
発行 情報センター出版局


毎日の電車通勤を利用して読書をしている人、結構多いと想うんですが、
そんな人にこの本はおすすめできそうにありません。
だって面白すぎるんですもの!!

本著は「ポパイ」(マガジンハウス刊)での連載をまとめたもので、
著者の周辺で採集された、文字どうり誰も知らない(はずの)名言集である。
名言とは言っても日常で交わされるようなフツーの一言も結構あります。
そんな一言の何が面白いって、その言葉を語った人間のキャラや、
シチュエーションなんだけど、よくもまあこんなにも濃ゆい人や
キテレツな場面に出くわすものだとホント感心させられます。

まあとにかく読んでみて下さい。
常盤響氏によるファンキーな装丁の向こうにはリリーさん本人による
ファニーなイラストと素敵な名言達が待っています。
あ、それとくれぐれも電車の中なんかでは読まないように。


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  担当 K・K


この本に興味を持たれたら、
情報センター出版局さんの紹介ページをご覧になって下さい。


単行本

2001年02月01日

[社員のおすすめする本] 最新!通じる英語

最新!通じる英語


著者 イミダス編集部
発行 集英社


学生時代に学んだはずの英語も、いざ社会に出ると、
ほとんど使うこともなく、縁遠い存 在となっているのは私だけでしょうか。
書店で目にして手に取ったこの新書は、久々の“英語世界”との再会であり、
通勤電車の車中何回か読み直しました。
つくづく反省させられることは、英単語や慣用句がいかに身についていないか、
それとも憶えられなかったことかということです。
新しい世紀に入り、ますますの国際化にこの本はコンパクトであり、
「カタカナ読み」を使うなど工夫されており、コミュニケーションの道具としての
英語の手引書・案内書といえるでしょう。


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担当O・T


この本に興味を持たれたら、
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単行本

2001年02月15日

[社員のおすすめする本] 宮大工千年の知恵

宮大工千年の知恵
語りつぎたい、日本の心と技と美しさ


著者 松浦昭次
発行 祥伝社


宮大工(文化財修理大工)の松浦昭次氏が語る、
伝統的社寺建築の美しさ、知恵と技術、木の文化。
松浦氏は、各地の文化財、主に中世建築〔鎌倉・室町時代の建造物〕を
渡り歩いて修理 をする「渡り大工・棟梁」。
中世建築の素晴しさの象徴は「軒反り」と言う。
コンパスもコンピュータもない時代、姿からして人の心を打つ美的感覚、
そして技術。何百年ものあいだ日本の風土に耐え、持 ちこたえる古建造物。
この素晴しい文化財を守っていくためにも、200年後300年後にやってくる
修理の時のためにも、昔の大工さんの「心と技術」を忘れないように後世に
伝えていくことが一番大切なことだと語る。
昔の大工の知恵と技術の高さ、そして建築物に込められた
職人の技術と心意気が伝わる一冊です。
写真集でもなく、カラー写真が使われているのでもないが、社寺仏閣、
木造建築の素晴しさを見る旅に出たくなります。


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担当T・S


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単行本

2001年02月20日

[社員のおすすめする本] 私はドランスジェンダー

私はドランスジェンダー
~二つの性の狭間で…
   ある現役高校教師の生き方~


著者 宮崎留美子
発行 ねおらいふ


“トランスジェンダー”という言葉を聞いて、どうい う意味?
とおっしゃられる方が多いかと思いますが、私もその一人でした。
簡単にいうと<自分の生物 学的性に違和感を抱く人>のことで、
性同一性障害はほぼ同意義。
この本は現役の高校教師である著者が、少しでも 多くの人に
トランスジェンダーを知ってもらうこ とを目的に書かれている。
そして彼女(彼)の夢 はミニスカートで教壇に立つこと。
一般的には理解しづらいトランスジェンダーの概念を著者自らの
生き方に照らし合わせ、わかりや すく説明している。
更に「男らしさ・女らしさ」 という性別二元性を越えて、より広い視野に立ち、
固定的な性のありようからの脱皮を目指すジェン ダーフリーを提起している。
その他様々な問題提起もトランスジェンダーを理解する上で、
貴重な一冊と言える。ぜひご一読を。


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担当H・M

2001年03月05日

[社員のおすすめする本] だれが「本」を殺すのか

だれが「本」を殺すのか


著者 佐野眞一
発行 プレジデント社


書店に立寄り、刺激的なタイトルに思わず手にとってみた。
今、本の世界に起きていることをルポルタージュした本でした。
かっては不況に強い出版と言われた時代もありましたが、
今はITによるデジタル化の波、ネット書店が続々と開店、
オンデマンド出版の登場など急激な変化が起こっています。
そして流通問題や再販、委託制の問題、
また新古書店の進出など、難題も山積しています。

これらの事は、直接、読者の皆さんには関係ないように思いますが、そうではありません。
本書には、紀伊国屋書店や街の本屋さん、取次、出版社、
そして図書館関係者の真摯な意見や当事者ならではの興味深い話もあります。
それにしてもこの本に登場する方々の情熱、研究心を持ってすれば、
出版界に打ち寄せる荒波を乗り越えられる気がします。
著者、佐野氏の本と活字への思い入れをひしひしと感じる力作。


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担当I・K


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単行本


2001年03月10日

[社員のおすすめする本] 睡蓮の長いまどろみ(上・下)

睡蓮の長いまどろみ(上・下)


著者 宮本輝
発行 文藝春秋


両親を知らずに育った二人の女性。
一人は世良順哉の目の前で非常階段から身を投げた女「加原千菜」。
そして死んだはずの彼女から届く謎の手紙。
もう一人は、42年前、順哉が赤ん坊の時に「もし3000人の私があるなら、
3000人の私を生きたい」という言葉を残して去って行った母、森末美雪。
自殺した千菜は、いつしか順哉の心の中に棲みつく。
そして死者からの手紙 「さよなら」「逢いたくても逢えない」は、
母・美雪が出したものではないか?
舞台はイタリアのアッシジ、伊豆、知床と移り、そして次第に真相が明らか にされていく。
蓮の花の譬喩-因果倶時の言葉と共に人の宿命とは何かを問いかけた、
非常 に読みごたえのある長編小説である。


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担当M・T


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単行本

2001年03月20日

[社員のおすすめする本] 白夜行

白夜行


著者 東野圭吾
発行 集英社


この本の主人公たちの視線から語られることなく、
彼らの周囲で悲劇に巻き込まれていく人たちの視線を借りて、
描写されていきます。この辺のストーリーの進め方、実に巧いです。
彼らを語る人物たちも、
彼らの友人だったり、恋人だったり、
行きずりの相手だっ たり、私立探偵だったり、
とにかく目先を変えて場面を変えていくので、
話がどういうふうに絡みあっていくのかを見つけるのが、
快感になっていくところがあります。
「秘密」とは別の意味で読後に切なさを感じてしまう作品でした。


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担当T・S


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単行本

2001年04月05日

[社員がおすすめする本] 新聞・テレビの経済ニュースがわかる本

新聞・テレビの経済ニュースがわかる本


著者 成瀬健生
発行 池田書店


長期不況が日本の国民生活に重くのし掛かる中で、
あらためて経済に関心を持つ人が 増えています。 
それも専門家向けでない、誰でも読んでわかる本です。
本書は経済の仕組みを「中高年でも解る」レベルで
解説するとともに、項目ごとに見開 き図解にするなど、
ビジュアル面でもおおいに配慮してあります。
だから、経済の基本からITなどの最新情報まで、
本書を読めば経済の知識が頭に入り ました。
一般常識として経済の仕組みを知りたいと考えている、
我社会人から学生まで幅広い読者に理解してもらえる
「経済本」の決定版だと思います。


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担当K・H


この本に興味をもたれたら、
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紹介ページ

2001年04月10日

[社員のおすすめする本] 風の歌を聴け

風の歌を聴け


著者 村上春樹
発行 講談社


「完璧な文章などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね」
という、言葉から始まるこの作品はベストセラー作家、
村上春樹氏の1979年5月に書かれたデビュー作。(講談社主催、群像新人賞受賞)
1970年の夏、海辺の街に帰省した「僕」は、友人の「鼠」とビールを飲み、
介抱 した女の子と親しくなって、退屈な時を送る。
二人それぞれの気持ちをさりげなく受 け止めてやるうちに、
「僕」の夏はものうく、ほろ苦く過ぎ去っていく。
青春の一片 を乾いた軽快なタッチで捉えた作品です。


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担当U・A


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2001年04月15日

[社員がおすすめする本] チーズはどこへ消えた?

チーズはどこへ消えた?


著者 スペンサー・ジョンソン
発行 扶桑社


流行っている本なので紹介っていうのも遅いかな?と思いながら…。
題名が面白いですよね。何となくそそられるというか、
どういったことが書いてあるの?っていう感じで。
この本は、2匹のネズミと2人の小人が迷路の中からチーズを探しだすというもので、
絵本??というような発想をする人もいるかと思います。
ですが、この4者がそれぞれの人間のタイプを、そして、チーズが生活手段、
迷路が社会・未来を象徴しているこの世界を迷路になぞられたつくり寓話です。
主人公がネズミと小人なので、すんなり中に入っていけるし、
100ページたらずなので、気軽に読めると思います。
4者の言葉の影に本当の自分が生きるためのヒントが結構見つかると思いますよ。


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担当A・K


この本に興味を持たれたら、
ぜひ、扶桑社さんの紹介ページをご覧になってみてください。


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2006年08月07日

[社員のおすすめする本] 日はまた昇る 日本のこれからの15年

日はまた昇る 日本のこれからの15年


著 ビル・エモット
訳 吉田 利子
発行 草思社


日本は失われた十年といわれる間にも様々な斬新的改革
(ルール、慣習、プラクティスなど)を続けた。
その累積的な効果は殆どの人が気づいている以上に
政治と経済と金融市場を変え、生産性向上による
新しい持続的成長を可能としている、というのが
本書の主要なメッセージです。

とくに目を引かれたのは、中国の興隆と政治的不安定性、
朝鮮半島の政治的統一の可能性という地政的大変動の見通しのなかで、
日本がとるべき国際戦略の提案でした。
日本は勝ち目のない地域のリーダーシップを巡って中国と争うより、
地域機構や条約という地域ルールや手続きの設定に積極的に参画し、
それを梃子に隣国の「横暴」を抑制するのが良いという。

それによって、経済的安定性と民主主義的熟成度を測る
「水路標識」としての役目を果たし、世界の問題についての発言力も強まる。

これは欧州でかつフランスが抱き、成功した野心になぞらえられるという。
靖国問題についても一見奇想天外だが、一考に値する指摘があります。


「着実に歩む亀(日本)が、足の速い兎(中国)に勝つ」という
御託宣を担ぎ回るより、国益となる地域的・国内的ルールの
設計を冷静に考える、という英国流発想に触れるところに、
日本人にとっての本書の本当の価値があると思います。


是非バブル景気を予告した著者の、これからの日本を感じて下さい。


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担当 M・Y


この本にご興味を持たれたら、
ぜひ、草思社さんの特設ページをご覧になって下さい。

2006年08月14日

[社員のおすすめする本] 松井秀喜55の言葉

松井秀喜55の言葉


著者 松下 茂典
発行 東京書籍


ニューヨークヤンキース 松井秀喜。
2006年5月11日の悪夢の左手首骨折からの復帰、
元気なユニフォーム姿を待ち望む野球ファンも大勢いることと思います。
この本は、第一章から第四章までで構成されています。

第一章
メジャーデビュー(決断)では、FA行使までの苦悩や、
メジャーへの決断を発表した際の
「ぼくのわがままを許してもらえるかわかりませんが、
決断した以上、命をかけてがんばりたいと思います」という、
ファンへの感謝の気持ち。
そして、忘れないように左手に黒ペンで綴っていたことなど。

第二章
高校時代では、あの五打席連続敬遠で敗れてしまった時の
「終わった瞬間は、負けたという気がしませんでした」という言葉など、
高校時代の松井秀喜が見て取れます。

第三章
巨人時代では、運命のドラフト会議や長嶋監督についての
言葉などが書かれています。特に1992年12月25日の
巨人新入団選手の記者発表の時の松井秀喜のスピーチ
「サッカー、相撲に小さい子供たちの心が動いています。
自分はファンや小さい子供たちに夢を与えるプレーヤーになるよう、
一生懸命頑張っていきたい」
という名セリフが紹介されています。

第四章
ワールドシリーズでは、ファンやWBCを辞退したときのこと、
「野球というスポーツのすばらしさを次の世代に伝えていくのが
自分の仕事だと思っています。そのためにも、ホームランだけではなく、
全力でプレーし、ファンにアピールする選手でありつづけたい」
という彼の重いが語られています。


松井秀喜という男の、人間性が読み取れます。
野球ファンのみならずお薦めできる一冊です。
甲子園、巨人時代からメジャーでの2006年5月12日までの全打席データも必見です。

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担当 S・T


この本にご興味を持たれたら、
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2006年08月21日

[社員のおすすめする本] カンバセイション・ピース

カンバセイション・ピース


著者 保坂 和志
発行 新潮社


私たちの生活には、きっとたいした出来事は起こらない。
新聞に載るような、後世に伝えられるような、
そんな一大事はなかなか起こるものではない。

でも、きっとそんな日常でも確実にいろんなことが起こっている。
水をかければ葉っぱは揺れるし、久しぶりにやかましい親戚と
会ったりもする。雑多な、数々の「なんでもない」ような事柄が重なって、
一つの大きな小説になっていく。いつもの生活が、
実は濃密な時間の連続によって成されていることに気づかされる、
そんな1冊である。

一文が長々と続く著者独特の文章は好みの分かれるところであるが、
爽やかな散歩をしたような読後感は、やはり保坂和志作品の最大の魅力だ。


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担当 A・J


この本にご興味を持たれたら、
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また、著者さんのWebサイトでは、
単行本になる前の初稿がいくつか公開されています。

読み比べてみると、また新たな発見がありそうですね。

2006年09月04日

[社員のおすすめする本] 冷血

冷血


著者 トルーマン・カポーティ
訳者 佐々田 雅子
発行 新潮社


「ティファニーで朝食を」で知られる作家トルーマン・カポーティが
約5年にわたって事件を調べあげ、事実に基づいた小説。
あまりに有名な小説だが、新訳がでるまで、この本を手に取ったことはなかった。


1959年11月。カンザスに住む農場主の一家4人が、何者かによって惨殺された。
事件発生から警察による捜査、そして犯人が絞首刑に処されるまでを追っているのだが、
読めば読むほど人間の心の闇とはどこまで深いのかと考えさせられる。
わずか数十ドルしか奪えなかった一家殺人、
逃亡した先でのんきに詐欺を働く犯人たち、
そして逃亡生活中でも大事に持っていた物的証拠、動機のない殺人・・・。


現代の事件でもいえることだが、よく犯人の成育環境を
「犯行にいたるまでの動機」として捕らえる向きがある。
しかしそれは安易に解釈されて報道されていいものなのか。
犯人を掘り下げ・知ることで何が生まれ、そして知らなけらば
何が失われるかということを突き詰めて行く作業自体が
事件全容を見渡すことになるという事に、フツーの人は
戸惑い・拒否してしまうだろう。
なぜならば犯人と被害者以外には無関係だからだ。


だからこそ著者がこの事件を冷静に、
そして客観的に纏め上げているのことで
物語に凄みを与えているのは天才的といえる。
動機のない殺人なんてありえるのだろうか?
ということにも、きちんと事実を調べ、
犯人らの動機や思考には理解できないけれど、
なぜか著者が共感していたような印象も受ける。


また世間を騒がした事件の裁判というのは、
どういう裁判内容なのかというのもカポーティはさりげなく執筆している。
当時からアメリカは陪審員制度。
日本でも数年後裁判員制度が始まるということを、
深く受け止めなければならない。
犯人たちの[罪の償い]である絞首刑が行われるとき、
読者は深いため息をするだろう。
古いとは感じられない、いまでも斬新な本である。


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担当 O・K

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2006年09月11日

[社員のおすすめする本] グレイヴディッガー

グレイヴディッガー


著者 高野 和明
発行 講談社


この『グレイヴディッガー』は追撃と逃走がテーマです。
追う追われるモノは今までも色々あったと思いますが、
サスペンスに溢れた近年稀に見るノンストップストーリーです。


本当に面白いです!なんて、良いことばかり書いてもホントかよ…。
と、思うでしょうが、
もし途中で読むのをやめられる人がいたら顔が見てみたい!


主人公は悪党面で32歳の八神俊彦です。悪さばかりしてきたので、
善行をしようと思い骨髄バンクへの登録をします。
その移植相手が見つかったのでした。


入院を明日に控えた八神は懐具合を解消しようと、
友人の家に向かうのですが全裸の友人の死体を目にするのです。
そこから、スタートの号砲が鳴らされました。


警察・公安・謎の追手・殺し屋。これらからの逃走劇が始まりました。
ゴールは主治医の待つ総合病院です。
ラストも納得の超大作!といえると思いますので
是非是非楽しんでいただきたいと思います。


作者はほかに『13階段』という本も書いてまして、
こちらも大変面白かったですよ。


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担当 A・K

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2006年09月18日

[社員のおすすめする本] 東京大空襲-昭和20年3月10日の記録-

東京大空襲
-昭和20年3月10日の記録-


著者 早乙女 勝元
発行 岩波書店


毎年、8月15日の終戦記念日が近づくと
マスコミが特番や特集記事を組むが、
昨年は60周年でおおきく取り上げられた。

私事ですが終戦の周年と私の満年齢が一緒で且つ、
12月8日(真珠湾攻撃)生まれ、何かの縁を感じる。
当時、私の家族は5人、東京の下町で暮らしていたが、
3月10日に東京大空襲で被災しました。
母親の話では町内で家族全員の生還は我が家だけ、
それは奇跡だとの事です。尤も、伯父は硫黄島で戦死しておりますが・・・。


上記の本は被災者でもある著者が
生き残った人々を取材し戦争とは何かをを訴えた本。
発売当時に一読した。親の体験談と符号する事が多く興味深く又、
いろいろ考えさせられた事を記憶している。
最近、図書館で偶然にこの本をみつけた。

ネットで調べたらすでに絶版。だがあえてこの欄でとりあげた。
一夜にして10万人を焼き尽くした東京大空襲から61年、
この不幸な歴史にあらためて思いをめぐらした次第であります。 


参考

東京大空襲60年母の記録 森川寿美子、早乙女勝元著(岩波書店)2005年3月刊。
その他、東京大空襲に関する早乙女氏の著作本は、河出書房新社、草の根出版、
新潮文庫等で発売されています。


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担当 I・K


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2006年10月02日

[社員のおすすめする本] 後北條龍虎伝

後北條龍虎伝


著者 海道 龍一朗
発行 新潮社 


北條早雲 北條氏綱 北條氏康 の壮大なる夢は、
三代にして関八州を成すのである。

この物語の主人公は、北條家の惣領「氷龍」北條氏康と
家中随一の猛将「虎」北條綱成北條三代の夢が無残にも
打ち砕かれる寸前に二人の決断した策とは、
氏康八千と篭城する綱成三千の軍勢で八万五千の敵方に挑むことである。


海道龍一朗の著書は、「真剣」新陰流を創った男
上泉伊勢守信綱 「乱世疾走」信長が
台頭してきた時代に生きた若者五人の物語。


この著書で三冊目であるが、どの著書も文章の表現力・構成力他
優れた所は多々あるが、特筆すべきは登場人物がいずれも
魅力にあふれる「漢」であるところである。


追伸

現在、「週刊新潮」で連載中の「天下人」も話題沸騰と聞いています。

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担当 M・T


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2006年10月09日

[社員のおすすめする本] マンガ入門シリーズ・皇室入門

マンガ入門シリーズ・皇室入門


原作 渡部 昇一
漫画 こやす 珠世
発行 飛鳥新社


皇室の歴史を知ることは、日本国の歴史を知ることにもつながる。
マンガにしては内容が濃い。1500円でもお勧めである。

従来の皇室もの単行本は、ディテールばかりで楽しく読めるものが少なかった。
また、内容も宮内庁にビビッてか、差し障りの無いものばかりであったように思う。

そんな中で、「皇室典範を考える会」代表でもある渡部昇一氏のこの本は、
著者の歴史観が前面に出ていて、明晰で面白く仕上がっている。

渡部氏は女系・女性天皇反対の立場の方であるが、
賛成論者の方々も反論のために読んでおくと良いと思う。


また、要所要所にコラムがあるが、
その論点がハイレベルでなかなか読みごたえがあった。

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担当 M・T


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2006年10月16日

[社員のおすすめする本] インド旅行記1 北インド編

インド旅行記1 北インド編


著者 中谷 美紀
発行 幻冬舎


中島哲也監督『嫌われ松子の一生』
(原作:山田宗樹 幻冬舎刊)での熱演が、
記憶に新しい筆者によるインド旅行記の第一弾。

単身インドに乗り込み、デリー、アーグラ、ヴァラナシなどの
北インド主要都市はもちろん、パキスタン国境一帯に広がるラジャスターン州、
ダラムサラやレーなどカシミール地方に近い北方インドを旅した38日間の記録。

映画の撮影で、女優業を辞める決心をした程疲弊した彼女を
何でもアリのインドが優しく刺激的に迎える!?
ガンジス川を見て、ヨガで心身をリフレッシュし、ダライラマの説法を聞き、
高山病に倒れ、ラクダで砂漠を往く。

『一度行けば人生観が変わる』と言われているインドを体当たりで体験し、
日に日にインドの魅力にとりつかれ、タフになっていく筆者を感じてください。

私自身もインドに魅せられ、二度ほど行きましたが、
現在でもすぐに行きたい場所です。皆さんも一度行ってみては!?きっとハマります。


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担当 K・S


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2006年11月06日

[社員のおすすめする本] 生きて死ぬ智慧

生きて死ぬ智慧


著者 柳沢 桂子
発行 小学館


本屋を散歩していると時々奇妙な本と出くわす事がある。
手にとってパラパラとめくり、なんだこれ! と乱暴に元の平積みへと放り投げる。
そして本屋を出て気がつくと、その本を購入しているのである。
私の“衝動買い”の本領発揮の瞬間である。

「摩訛般若波羅蜜多心経」御存じ“般若心経”。
本書は、般若心経を分かり易く訳した書である。

著者・柳沢桂子氏は生命科学者であり、幾多も賞を授賞された佳人でもある。
しかし、若い頃より“原因不明の難病”に侵され36年間地獄を体験し、
尊厳死までも決行しようとした人でもある。

しなやかで静謐な文章は観音菩薩そのもの。
無論私は無神論者である。が、読んでいると46億年のボレロが聴こえて来る。
「だいせんじがけだらなよさ」と大家の文章を茶化したのは寺山修司。
茶化したかどうかは今や知る術もないが。

私も“死生観”を考える年齢となり、
「さよならだけが人生だ」じゃない人生だって有る!
このまま“酔生夢死”でくたばるか、はたして“落日は燃ゆる”のか!
人生、もう最後のハロン棒を過ぎた辺り、もう後もなければ、先きも無いか?
この刹那の人生。最後の勝負に賭ける事が出来るか。もはや神のみぞ知る。
厭世地獄に陥っているやから共! 必読。

なおDVD付きだが、見ない方が良いかも。
「それじゃ何か」と突っ込みを入れたくなる部分あり。
それは、ほれ「禅問答」と思えば、何せ“無常”を説いているのだから。
凡人には不快極まる良書ではある。


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担当F・H


この本にご興味を持たれたら、
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2006年11月13日

[社員のおすすめする本] 自転車で痩せた人

自転車で痩せた人


著者 高千 穂遙
発行 NHK出版・生活人新書


著者はSF作家でアニメの原作者としても、その筋(どの筋?)で著名な方。
一昔前はエンジン付きのバイクに凝っていたようですが、
50歳を期に自転車乗りになっていました。

私は若干年下ですが、自転車に乗る前の著者よりも
生活習慣病予備群としての数値は遥かに高く、
10年来続けてきたスポーツジム通いも息切れし
(人が多くて、気難しくなった中年にはストレスが溜まるし…)、
メタボリック真っ只中の状況下で、出会ったのが本書でした。

書名を見た時に、そうだ自転車があったと、
高校時代のブリヂストン・ロードマン乗りの血が、ザワッと騒いだのでした。

そういう訳で、8月に本書を読み、9月の連休にネットでクロスバイクを購入し
「多摩サイ」デビュー。その後も次々と自転車用品を買い込み
(ネットショップから続々届く宅急便による家庭不和を乗り越え)、
進化したスポーツバイクの走り易さと、自転車の楽しさを実感(体力の衰えも…)、
のぼせ上がって片道30キロ余りの自転車通勤の野望まで
公言する有り様となってしまいました(自分の近況を伝えてどーする)。

趣味の「自転車」を始めるHOW TO本としてユーザーサイドで実践的に役立ち
(著者が調布在住で、私の家からも程近い多摩サイクリングロード周辺の
 記述が多かった点も大変参考になりました)、
また、道路交通法の中で?的に扱われ、現実の一般道では厄介者扱いされる、
自転車の置かれている立場にも多角的に触れていて、
啓蒙的な臭みなく問題を認識させてくれます。

 「痩せる」については副次的な産物で、著者と同様のスケジュールで走る事は、
仕事着が背広のサラリーマンには難しいでしょう
(日常の自転車通勤も、往復60kmを超えると非現実的…)。
でも実際の自転車はジムのサイクルマシン(何処にも行けない)とは
比較にならない楽しい乗り物である事が、本書を読みながら実感出来れば、
明日はあなたもサイクリスト……。

道交法の加害者にも被害者にもならない様に注意しながら、
末長く自転車と付き合って行きたいものだと、
本書を再読しながらしみじみ想う中年の身体は、
晩秋の夜のライディングの名残で火照ったままであった……。

先日放送終了した、趣味悠々「中高年のための楽しいサイクリング生活入門」も
藤岡弘、さん他の出演者の方々(著者もゲストで出演)が良い味を出していて、
楽しくモチベーションを高めてくれました。見損なった回もあり、
無精で録画し損なった事が悔やまれます。


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担当K・M


この本にご興味を持たれたら、
ぜひ、NHK出版さんの紹介ページをご覧になってみて下さい。

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2006年11月21日

[社員のおすすめする本] ひとかげ

ひとかげ


著者 よしもとばなな
発行 幻冬舎


14年前に書かれた『とかげ』の、著者本人によるリメイク版。
挿絵を使った幻冬舎さんの印象的な広告を見て、数年前、
ばななワールドにはまり、読み漁っていた頃(もちろん『とかげ』も読破)を
思い出した私、さっそく書店に駆け込みました。

リメイク版ということで、読み始めは小説が映画化された時の“知っているような、
知らないような”違和感を覚えましたが、読み進めると、なるほど、
ばななワールドは一層磨きがかかって健在していることに気づきます。

ばななさんの思い入れが強い作品だからなのか、あれ、この加筆は
余分だったんじゃないかな?と感じる部分も確かにありましたが、
特有の美しい表現によって補われた本作は、『とかげ』よりわかりやすく、
滑らかに仕上がっています。

新しく加わったエピソードにより、あらためて納得させられることもありました。
なにより主人公ととかげの二人が以前より人間的に描かれたことで、
作品全体が深みを増しています。

この作品を新刊『ひとかげ』として読む方はどう感じるのでしょうか。
私のように『とかげ』のリメイク版として読む方はどうでしょう。
どちらが好きかは人それぞれ違うと思いますが、
二つの作品を読んでみて強く感じる、若さ、歳をとるといったこと。
実はこれがこの本のキーワードなのでは。

『ひとかげ』と『とかげ』、二つの作品が収録されているので、
比較して読んでみてはいかがでしょう。

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担当O・A


この本にご興味を持たれたら、
ぜひ、幻冬舎さんの紹介ページをご覧になってみて下さい。

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2006年12月04日

[社員のおすすめする本] ケッヘル 上・下

ケッヘル 上・下


著者 中山可穂
発行 文藝春秋


政治家の妻とレズビアンの関係に陥った末、
政治家の制裁から逃れるため国外逃亡した女。
モーツアルトをこよなく愛する数奇な生き方をしてきた男。
この二人を中心に織り成すミステリー。
女と男との出会いから、女は男の経営する旅行社に雇われ、
添乗員としてツアーに加わる。女の話と男の話が交互に描かれ、
二つの話が最後にクロスしていく。男の生い立ちの話は、
ケッヘル番号によって次から次へと展開し、のめりこんでしまった。
女の話は少々いらだつが、全体として面白いサスペンス小説だ。
思わず一気に読んでしまった。モーツァルトの名曲が70数曲紹介されている。
どんな曲だろうかと「協奏交響曲 変ホ長調K.364」を買ってしまった。
モーツァルトの名曲ガイドとしても、2度美味しいお勧め本である。

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担当A・Y


この本にご興味を持たれたら、
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2006年12月11日

[社員がおすすめする本] ひとり旅は楽し

ひとり旅は楽し


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著者 池内 紀
発行 中央公論新社





若山牧水、山下清、寅さん、いずれもひとり旅の名人。
きちんと自分のスタイルを持っています。
スタイルを持っているのは、自分にぴったりのものを体験で学び取ったせいで、
旅の中で一つまた一つとムダを省いた結果です。
フラリと旅に出るなんてとんでもない。
旅の名人はきちんと準備をしているのです。
旅はするもではなく、つくるものなのです。

ドイツ文学者である著者は、旅の名人。
歩き方や靴の選び方、良い宿の探し方、ひとり登山まで、
どれを取っても自分のスタイルがあります。
一見魅力的なお土産だって、やたらと買ったりはしません。
せかせか歩くのも格好が悪い。

それでも、ひとり旅に冷たい日本の旅館でいやな思いもするし、
山の中、ひとり道に迷い、汗まみれでベソをかきながら這いずりまわったりもします。
 
しかし、それも自分の旅を「つくり出す」ための大切な経験。
わたしもいつか、自分のスタイルを持った「ひとり旅」ができるようになりたいものです。


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担当M・E


この本に興味を持った方は、
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2006年12月18日

[社員のおすすめする本] 動物感覚

動物感覚 - アニマル・マインドを読み解く


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著者 テンプル・グランディン
キャサリン・ジョンソン
訳 中尾 ゆかり
発行 NHK出版



著者のテンプル・グランディンはアスペルガー症候群(高機能自閉症)
の動物学者です。自閉症と動物という要素は一見、関係のない事柄に思えます。
しかし自閉症の人は「ふつうの人」のように知覚を言語によって抽象化するのではなく、
動物と同様に情報をありのまま受け取ることができるといいます。


本著では動物の行動の原因となるが、ふつうの人は見落としているものを、
自閉症ならではの視点で解説しています。
著者が活躍している食肉業界の家畜だけではなく、ペットの犬猫などの事例も取り上げ、
よく見られる問題行動や解決方法についても述べていますので、
自分のペットの行動が気になる方はぜひ読んでみてください。
動物をもっとよく知ること、そして自閉症への理解を深めることに繋がるはずです。


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担当 M・S


この本にご興味を持たれたら、
ぜひ、NHK出版さんの紹介ページをご覧になってみて下さい。


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2007年01月05日

[社員のおすすめする本] 火の鳥

火の鳥


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著者 手塚 治虫
発行 角川書店




今更、この本についての 書評もないだろう。
書くとすれば、自分が生きた過去の時代背景。
追憶するいくつかの事柄。

その一つ・・・・

「閉ざされた町」  カルメンマキ&OZ
作詞 栗原祐子・加治木剛
作曲 春日博文

流れる空にふるぼけた夢は
悲しみを浮かべ吹きあれる風にのる
昨日誰かがつぶやいていた
言葉も今はもう聞こえない
冬どけの匂いに身をまかせ歩くだけ

誘われるようにゆらめくかげろう
住みなれた町のかおりは私を招く
過ぎた日々に足をとめただけ
火の鳥になれる今なら今なら
服をぬぎすてて生まれかわる時

過ぎた日々に足をとめただけ
火の鳥になれる今なら今なら
服をぬぎすてて生まれかわる時

舞い上がる私は今

・・・あのころのカルメンマキ&OZの
ライブコンサートをもう一度聴きたい!!

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  担当F・A


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2007年01月17日

[社員のおすすめする本] ヤクザ式ビジネスの「壁」を突破する

ヤクザ式ビジネスの「壁」を突破する
話す技術 聞く技術


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著者 向谷 匡史
発行 情報センター出版局






ヤクザ。
身近な言葉だけど、実際にはあまり近くにはいて欲しくない。
そんなヤクザの「掛け合い」をビジネスに役立てようと言うのが、本書の内容だ。
相手をその気にさせる技術、労せずして主導権を握る技術など、
具体例を交えて紹介されている。またその具定例がおもしろい。
単純にヤクザ社会の一端を読むと言う形でもいける。
アンダーグランド、ビジネス両方から読める本書、おすすめです。


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担当O・K


この本に興味を持たれたら、
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2007年02月01日

[社員がおすすめする本] 棚は生きている

棚は生きている ―私の店から 「パピルスの夢」を伝えたい―


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著者 青田恵一
発行 青田コーポレーション出版部 
発売 八潮出版社




著者の青田さんとは知り合いで、彼は落ち着いていて。
鋭い経営コンサルタントです。でも冗談が大好き。
この本にも書いてあるのですが、学生時代のアルバイトから書店。
明屋書店、八重洲ブックセンター、ブックストア談に勤め、
その間、書店現場の販売、店長、営業企画、事業推進の
リーダーを経て独立した、文字通り書店一筋の人です。

本を開くと、はじめは書店員の方々にお店の「棚」をめぐる売り方の
提案という商売の話なのですが、彼がいつも言ってる
「基本と応用」のことです。これは業種業界を超えて「考え方の基本と応用」
を示唆します。仕事のこと、経営のコンサルティングです。

で、この本はそれだけではないのです。ご自分の書店員修業時代の話あり、
尊敬する斯業界の先輩たちのこと。さらにどこでも訪ね歩くひとです。
和歌山の山中の書店イハラ・ハートショップ。昨年話題になった
生協の白石さんの店、いま「千夜一夜」が人気の松岡正剛さんの実験店。
ネコが招く本屋さん…。

この本は、本人の言によると、本屋の店頭で戦う書店員、出版に
関心のある全ての人に贈る棚を巡る愛と冒険のコラム・エッセイ集になりました、
ということになります。

伝わってくるのは、山陰大山の「本の学校」に集まってくる皆さんとも共鳴する、
青田さんの「出版」業を愛する想いです。まだまだ「出版」は捨てたもんじゃない。
刮目してみるべし!ということです。

青田さんは、彼の友人の作家・永江朗氏によると「長期化する出版不況。
しかし…読者の支持を集める書店はある。著者は自分の足で歩き…
輝く書店の秘密を探り出す」ひとだそうです。

書店などの経営コンサルタントとして活躍する青田さんの、人間ドラマとして、
経営書として、ビジネス書として…いい本です。
『書店ルネッサンス』『たたかう書店』もご一緒によろしく!と青田さんも言ってます。


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担当N・N


この本に興味を持たれたら、
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2007年02月05日

[社員のおすすめする本] 陽気なギャングが地球を回す



陽気なギャングが地球を回す
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著者 伊坂 幸太郎
発行 祥伝社






最近、伊坂幸太郎さんの作品にハマっています。
今回お薦めする本は、発売してから1年経ち、映画化もされており、
改めてお薦めするのもどうかと思ったので、ちょっとだけ紹介させていただきます。

主人公は銀行強盗をする4人とその周辺の人物で構成されています。
4人はそれぞれ特殊能力を持ち、成瀬は人の嘘を見抜き、
雪子は秒単位まで正確な体内時計を持ち、久遠は天才的なスリ、
響野は演説(特殊能力?)の達人として役割分担をしながら完璧な強盗をします。
その中で出くわす、別の現金輸送車強盗とのトラブルが主な話です。

伊坂作品の魅力は、もう言うまでもありませんが、
話の中の些細なことが伏線となり、最終的に一本の太い線となり、
見事な結末を展開するのがいいです。ちょっとした会話、
キャラクターも見逃せないです。また、話のテンポや内容、
キャラクター一人ひとりの個性がくっきりと表現されており、
非常にそのキャラクターを好きになれます。
そしてもうひとつ。
ある物語に出てきた人物や出来事が、別の物語に、たまに出てくることです。
例えば、今回の4人の強盗が出会ったきっかけとなる事件は、
別の物語に出てくる宗教の教祖が予言しているし、この宗教は、
また別の物語でも軽く触れられる。ある物語で出た泥棒は、
物語の中で探偵になろうかと考えるが、別の物語で、見事探偵として出演している。
伊坂作品がひとつの世界として存在しています。
ぜひ、伊坂ワールドにハマってみてください。

あと、今回の4人の強盗が好きになった人は、
ぜひ、続編の「陽気なギャングの日常と襲撃」も読んでみてください。


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担当T・Y (当コーナー管理人)


この本に興味を持たれたら、
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