ひとり旅は楽し
若山牧水、山下清、寅さん、いずれもひとり旅の名人。
きちんと自分のスタイルを持っています。
スタイルを持っているのは、自分にぴったりのものを体験で学び取ったせいで、
旅の中で一つまた一つとムダを省いた結果です。
フラリと旅に出るなんてとんでもない。
旅の名人はきちんと準備をしているのです。
旅はするもではなく、つくるものなのです。
ドイツ文学者である著者は、旅の名人。
歩き方や靴の選び方、良い宿の探し方、ひとり登山まで、
どれを取っても自分のスタイルがあります。
一見魅力的なお土産だって、やたらと買ったりはしません。
せかせか歩くのも格好が悪い。
それでも、ひとり旅に冷たい日本の旅館でいやな思いもするし、
山の中、ひとり道に迷い、汗まみれでベソをかきながら這いずりまわったりもします。
しかし、それも自分の旅を「つくり出す」ための大切な経験。
わたしもいつか、自分のスタイルを持った「ひとり旅」ができるようになりたいものです。

担当M・E
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