松井秀喜55の言葉
著者 松下 茂典
発行 東京書籍
ニューヨークヤンキース 松井秀喜。
2006年5月11日の悪夢の左手首骨折からの復帰、
元気なユニフォーム姿を待ち望む野球ファンも大勢いることと思います。
この本は、第一章から第四章までで構成されています。
第一章
メジャーデビュー(決断)では、FA行使までの苦悩や、
メジャーへの決断を発表した際の
「ぼくのわがままを許してもらえるかわかりませんが、
決断した以上、命をかけてがんばりたいと思います」という、
ファンへの感謝の気持ち。
そして、忘れないように左手に黒ペンで綴っていたことなど。
第二章
高校時代では、あの五打席連続敬遠で敗れてしまった時の
「終わった瞬間は、負けたという気がしませんでした」という言葉など、
高校時代の松井秀喜が見て取れます。
第三章
巨人時代では、運命のドラフト会議や長嶋監督についての
言葉などが書かれています。特に1992年12月25日の
巨人新入団選手の記者発表の時の松井秀喜のスピーチ
「サッカー、相撲に小さい子供たちの心が動いています。
自分はファンや小さい子供たちに夢を与えるプレーヤーになるよう、
一生懸命頑張っていきたい」
という名セリフが紹介されています。
第四章
ワールドシリーズでは、ファンやWBCを辞退したときのこと、
「野球というスポーツのすばらしさを次の世代に伝えていくのが
自分の仕事だと思っています。そのためにも、ホームランだけではなく、
全力でプレーし、ファンにアピールする選手でありつづけたい」
という彼の重いが語られています。
松井秀喜という男の、人間性が読み取れます。
野球ファンのみならずお薦めできる一冊です。
甲子園、巨人時代からメジャーでの2006年5月12日までの全打席データも必見です。

担当 S・T
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