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2001年03月 アーカイブ

2001年03月05日

[社員のおすすめする本] だれが「本」を殺すのか

だれが「本」を殺すのか


著者 佐野眞一
発行 プレジデント社


書店に立寄り、刺激的なタイトルに思わず手にとってみた。
今、本の世界に起きていることをルポルタージュした本でした。
かっては不況に強い出版と言われた時代もありましたが、
今はITによるデジタル化の波、ネット書店が続々と開店、
オンデマンド出版の登場など急激な変化が起こっています。
そして流通問題や再販、委託制の問題、
また新古書店の進出など、難題も山積しています。

これらの事は、直接、読者の皆さんには関係ないように思いますが、そうではありません。
本書には、紀伊国屋書店や街の本屋さん、取次、出版社、
そして図書館関係者の真摯な意見や当事者ならではの興味深い話もあります。
それにしてもこの本に登場する方々の情熱、研究心を持ってすれば、
出版界に打ち寄せる荒波を乗り越えられる気がします。
著者、佐野氏の本と活字への思い入れをひしひしと感じる力作。


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担当I・K


この本に興味を持たれたら、
プレジデント社さんの紹介ページをご覧になって下さい。


単行本


2001年03月10日

[社員のおすすめする本] 睡蓮の長いまどろみ(上・下)

睡蓮の長いまどろみ(上・下)


著者 宮本輝
発行 文藝春秋


両親を知らずに育った二人の女性。
一人は世良順哉の目の前で非常階段から身を投げた女「加原千菜」。
そして死んだはずの彼女から届く謎の手紙。
もう一人は、42年前、順哉が赤ん坊の時に「もし3000人の私があるなら、
3000人の私を生きたい」という言葉を残して去って行った母、森末美雪。
自殺した千菜は、いつしか順哉の心の中に棲みつく。
そして死者からの手紙 「さよなら」「逢いたくても逢えない」は、
母・美雪が出したものではないか?
舞台はイタリアのアッシジ、伊豆、知床と移り、そして次第に真相が明らか にされていく。
蓮の花の譬喩-因果倶時の言葉と共に人の宿命とは何かを問いかけた、
非常 に読みごたえのある長編小説である。


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担当M・T


この本に興味を持たれたら、
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単行本

2001年03月20日

[社員のおすすめする本] 白夜行

白夜行


著者 東野圭吾
発行 集英社


この本の主人公たちの視線から語られることなく、
彼らの周囲で悲劇に巻き込まれていく人たちの視線を借りて、
描写されていきます。この辺のストーリーの進め方、実に巧いです。
彼らを語る人物たちも、
彼らの友人だったり、恋人だったり、
行きずりの相手だっ たり、私立探偵だったり、
とにかく目先を変えて場面を変えていくので、
話がどういうふうに絡みあっていくのかを見つけるのが、
快感になっていくところがあります。
「秘密」とは別の意味で読後に切なさを感じてしまう作品でした。


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担当T・S


この本に興味を持たれたら、
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単行本

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